News

目のトラブルについても知っておこう!


まぶたや目のふちに起こるトラブル

つけまつ毛やマスカラ、まつ毛エクステンションなど、

日常的にまつ毛のおしゃれを楽しむ女性が増えてきました。

また、コンタクトレンズを使う人も増えています。

さらに春にかけては花粉が飛び、目のまわりのトラブルが相次ぐ時季。あなたの目は大丈夫ですか?

 

◆眼瞼縁炎(がんけんえんえん)は、まつ毛の根元付近が赤くなり、目のふちに発疹やただれ、潰瘍などができる病気です。

よくなったり、悪くなったりをくり返し、重症になると、逆さまつ毛になったり、まつ毛が抜けてしまう場合もあります。

まぶた全体の皮膚に起こるものを眼瞼皮膚炎といい、まぶたの皮膚がかゆくなり、

赤くなったり紅斑(赤いブツブツ)や腫れ、水疱(すいほう=水ぶくれ)などができたりして、

皮膚がただれて、やがてかたくなってしまいます。

 

◆これらの病気の原因として最近問題になっているのが、つけまつ毛やまつ毛エクステンション、まつ毛パーマなどです。

まつ毛を付けるときに使用する接着剤やパーマ液による化学的な刺激、アレルギー反応が原因と考えられています。

とくに、まつ毛エクステンションは、つけまつ毛のように毎日付け外しをしなくてもよく、

耐久性が高いため、施術件数が増えていますが、長期間付け続けることで、健康被害も増えています。

 

◆日本眼科医会が行った調査によると、調査に協力した眼科医療機関57施設のうち、

9割以上がまつ毛エクステンションによる眼障害を経験。

眼瞼縁炎、眼瞼皮膚炎などまぶたのトラブルのほかにも、

急性結膜炎、角膜びらんなど眼自体に影響が及ぶケースもあることがわかりました。

まつ毛エクステンションに使用される接着剤は法的規制の対象外で、成分表示もないことが問題点として指摘されています。

 

◆トラブル多発の背景には、エステティックサロンやネイルサロンなどで、

美容師の資格をもたない施術者が行っているケースが多いことがあげられます。

患者が皮膚のトラブルを訴えても、何も対応しない事例も多く報告されています。

 

◆治療はアレルギー性のものは抗アレルギー作用のある軟膏、細菌感染を伴う場合には抗菌薬の入った軟膏を患部に塗ります。

ほとんどのケースが治療を開始すれば14日以内に治っていますが、

なかにはまつ毛が脱落してしまい、生えてくるまでにかなりの時間を要するケースもあります。

トラブルを防ぐためには、どんなリスクがあるのかを確認し、きちんと説明ができない施設では受けないよう注意が必要です。

 

◆また、ブドウ球菌がまつ毛の毛根や皮脂腺などに感染して眼瞼縁炎が起こることもあります。

汚れた手で目をこすったりかいたりするのは禁物です。

鏡を見て、目のふちが赤い、腫れたりただれたりしている、痛みやかゆみがある場合には、放置せずに眼科に行きましょう。

 

◆花粉症の一症状として、目が腫れてしまうこともあります。

いずれにせよ目の病気がわかった場合には、コンタクトレンズの使用やまつ毛のおしゃれは一旦中止し、

治療が完全に終了して医師のOKが出てから、使用上の注意をよく守って再開してください。